スズノブ

お米にわく虫
お米の保存には、暗くて風通しがよく、涼しい場所が良いといわれていますが、近頃の台所は、沢山の電化製品と火力の強いコンロ、大きな流し台や日当たりの良い窓、さらに、春夏秋冬を問わず、快適な冷暖房設備と、この条件を満たす場所はほとんど見当たりません
そのため、夏場だけでなく、近頃は真冬でも、お米に虫が湧くことが多くなってきています
お米にわく虫は、コクゾウムシやヌカ蛾などで、これらの卵が糠の中に混ざっていたりして、孵化できる環境が整えば、虫はわきはじめます
ちなみに虫がわく環境とは、温度が25度以上で、湿度が70%前後といわれています

最近の精米は技術も良くなり、糠はもちろんのこと、虫の卵もほとんど残っていませんが、精米後の貯蔵や輸送中などに、糠や虫の卵が紛れ込んでしまうことがありますのて、お米を入れる容器は、つねに清潔にしていなければならないのです

コクゾウムシ
収穫後、穀物の貯蔵または流通しているときに害を及ぼす貯穀害虫の一種で、甲虫目・ゾウムシ科に属し、米の害虫として最も良く知られています
成虫は、体長4〜5ミリの紡錘型で、体色は黒褐色、象鼻状の細長い口吻を持っていて、成虫は、米粒の表面に口吻で穴を開け、1個ずつ産卵して、分泌物で蓋をします
卵は半透明の乳白色で楕円をしていて、長さは0.6ミリ。しかし、卵は米粒中に産みこまれているため目に付きません
幼虫は数日で孵化し、身体が白くウジ状体で、頭部は淡褐色。米粒の中を食べながら成長し、成熟すると2〜3ミリとなります
その後サナギを経て成虫となる、サナギは白〜褐色で大きさは3〜4ミリ
成虫は米を食害しながら2〜3ヶ月生存し、メスはその間に200卵ほど卵を産みます
日本全国に分布していて、30度前後の高温と多湿を好み、約1ヶ月で成虫になり、成虫のまま越冬します

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