スズノブ

お米の保存
お米は、季節、天候、温度、湿度などの影響を受けつづけると、日に日に味も品質も落ちていきますが、これらの影響を受けない環境があれば、ある程度の間、品質を保つことが可能です

水濡れ、多湿は大敵

お米には、約14%の水分が含まれています。
これは小麦粉や乾麺と同じくらいの割合で、水分を吸収しやすくなっています。
特に、春から秋にかけては気温も暖かいことから、水濡れなどをしてしまうと、カビが発生しやすくなるので要注意です。
もしも直接お米に水がかかった場合などは、水がかかった部分の米粒同士でくっついてしまうだけでなく、変色したり異臭を放ったりしてしまいます。

乾燥に弱い
乾燥した室内にお米を密閉せずに置いておくと、 表面にヒビが入ってしまいます。
さらに乾燥すれば、お米が割れてしまうこともあるのです。
このような状態で炊飯すると、お米がベタついてしまい、美味しさが損なわれます。

暑さに弱い
お米を陽が差し込む窓際に置くと、お米が熱を帯びてヒビ割れることがあるだけでなく、虫(コクゾウムシ等)が付きやすくなります。

臭いに弱い
お米には無数の小さい穴があいており、臭いを吸収しやすい性質になっているので、臭いの強い洗剤・化粧品・灯油などの近くには置 かないようにしてください。

以上のことから、米の保存は、温度の低く、湿気が少なく、 さらに、直射日光が当たらない暗い場所が適しているということになります。
具体的に言うと、湿度が70%前後、温度が15 度以下を、ほぼ一定に保ち続ける、低温の場所での保管ということになりますが、現在のご家庭で、この様な場所を探すのは一苦労です。
そこで、今までは『口の広いペットボトル』『牛乳パック』『タッパウェア』等に移し変えて、『冷蔵庫の中で保存する方法』をお薦めしてきました。
しかし、2002年11月より、もっとも効果的で使いやすい容器として、チャックが付いている密閉容器に移し替え、冷蔵庫の野菜室での保存をお勧めしています。
冷蔵庫
お米の保存は、温度の低く、湿気が少なく、 さらに、直射日光が当たらない暗い場所が適しているということになります。
具体的に言うと、湿度が70%前後、温度が15 度以下を、ほぼ一定に保ち続ける、低温の場所での保管ということになりますが、現在のご家庭で、この様な場所を探すのは一苦労です。
よってスズノブでは、『冷蔵庫の野菜室の中で保存する方法』をお薦めしています。

冷蔵庫に入れる際には、まとめて入れるのではなく、1回に研ぐ量ごとに小分けをして、冷蔵庫の野菜室の底に敷き詰めるようにしてください。

小分けしたほうが、お米を研ぐときに便利ですし敷き詰めることで、他の食材の邪魔になりません。
さらに、米粒が冷えていることから、お米の旨味を逃がさずに、短時間できれいに研げるだけでなく、炊いているときに、お米の旨味が出やすくなるという利点があります。
さらに、保冷材としての役目もしてくれますのでお勧めです。

注意点
●冷蔵庫内の冷気の噴出し口の側には置かないこと
●冷蔵庫の中(野菜室)に入れることで、常温で保存しておくよりは、精米直後の美味しさが長期間保たれますが、それでも1ヶ月程度で食べきるようにしてください
購入したままでの米袋
ポリ・アルミ・和紙・クラフト・ラミネートなど、米袋にも色々なタイプがありますが、基本的には空気孔として、小さな穴などが袋の何処かにあります。
購入してからも、米袋のままでお米を保存しておきますと、空気穴から水分が蒸発して乾燥してしまったり、逆に湿気を吸ってしまったりする場合がありますので、お米の保存としては適してしません。
米櫃・ハイザー
熱が出る場所(ガス台の側)や、熱の伝わる場所(電子レンジの側)は、お米の保存場所としては適していません。
なぜならば、熱によりお米が乾燥してしまう事と、米びつ内の温度が高くなってしまったまま、なかなか下がらず、害虫が発生しやい環境となる可能性が高くなるからです。
したがって、システムキッチンなどは別として、なるべく熱の出る場所には置かないようにしてください。

注意点
品質の良いお米や、農薬が少なく安全なお米ほど、熱などの外部からの影響を嫌います。

米びつの掃除
米びつをはじめとして、口の広いペットボトル、牛乳パック、タッパウェア、ジップロックなど、全ての保存容器は、一見汚れていない様に見えていても、実際にはお米のヌカなどが大量に付着しています。
米びつの内側をチョット手で擦ってみて、もしもザラザラとしていたら汚れている証拠です。
そのままでは、お米の品質の劣化と、味の低下が早くなるばかりでなく、米にわく虫のエサにもなるので、極めて虫がわく可能性が高くなります。

ハイザーは構造上の理由から、一度虫がわいてしまうと完全に除去するのは大変な作業となってしまいますので、最低でも年に4回は大掃除をして、虫をわかせないように心がけてください。

注意点
米びつやハイザーのお米は、必ず使いきり、お米を入れる前に容器をきれいに洗って、よく乾かしてから、購入した新しいお米を入れてください。
真空パックでの保存
産地からお米をまとめてもらったり(縁故米)、産直やネットでお米を多く買った場合、ご家庭で長期間お米を保存しなければならないわけですが、現在の消費地の環境の中では、残念ながらお米を長期で保存することはできません。
少量であれば、密閉容器にお米を移し替えて、冷蔵庫で保存をお勧めしますが、それでも現実としては、なかなか出来ていません。

現在のお米は、どの産地でも、なるべく農薬を使用しないでお米を作ることを心がけていますので、暑い場所や、湿度がある場所、風通しが悪い場所等にお米を置いておくと、必ずと言ってよいほど虫が湧いてしまいます。
虫が湧いてしまっても、虫を取り除いて、毎回きれいに研いでから炊いていただければ、食べることは出来ますが、やはり虫が湧いてしまう環境の中にあったお米ですから、味は落ちてしまっています。

このようなトラブルを避けて、少しでも長く、美味しいお米が食べられるように保存する方法として、真空パックにすることをお勧めしています。

方法としては以下のようです。
1.市販されている布団や衣類などを入れて真空パックにすることが出来る袋を用意する。
2.米袋にお米が入っている状態で、ホークなどを使い、米袋に沢山の穴をあける。
  (普通のビニール袋にお米を入れても問題ありません)
3.お米が入っていて穴をあけた状態の米袋を、市販されている布団の圧縮袋にそのまま入れる。
4.掃除機で袋の中の空気を抜いて保存する。

この方法なら、常温での保存が可能となりますし、置いておく場所も限定されません。
保存できる期間としては、自分が行った実験では1年間というデータもありますが、ご家庭という環境からも、約半年を限度として考えてください。

市販されている布団や衣類などを入れて真空パックにすることが出来る袋は、何度も繰り返し使用できるので、一度に沢山取り出してしまうのではなく、1週間程度で食べきれるだけの量だけを取り出したら、また真空にして保存するようにすると、少しでも長く、美味しいお米を食べ続けることが出来ます。

注意点
1.定期的に、真空状態になっているかをチェックする
2.真空にした時、米袋の中も真空になっていることを確認する
3.市販されている布団や衣類などを入れて真空パックにする袋に、米粒がバラバラの状態では入れないこと
2015.09.01更新

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